今回は、新大宮商店街から今宮通りを東に入ったところで営まれている「照ラス食堂」というお店を取材しました「照ラス食堂」が放つ独特のオーラ、魅力について語っていきたいと思います。
「照ラス食堂」誕生秘話
「照ラス食堂」は2019年の4月にオープン。誰もが気になる「照ラス食堂」という名前の由来です。実は最初に決めていた店名は別にありました。たまたまオープン前日に、四条にあるマジカルな雰囲気の占いを訪ね、その店名を伝えて占って結果、その名前にダメ出しされてしまいます。ボツにしていた「照ラス」という別の名前を伝えたところ、まさかの100点満点をもらうことに。前の名前は「地域の精霊が嫉妬するのでよくない」とのことでした。そのまま、もう一軒の別の占いに行ったのですが、そこでも同じ結果となり、この2つの奇跡が重なった結果、「照ラス食堂」という店に決めたそうです。
気品、安心感のあるメニュー
そんな照ラス食堂のメニューですが、地域の方からいただく野菜やお肉などを使い、「体にいいものでお腹が満たされる」をコンセプトにメニューを考えておられます。メニューは、周期的にガラッと変わることもあるそうで、巡り合わせを楽しむのもいいかもしれません。
今回、おばんざいをいただいたのですが、ひとつひとつの料理にと気品、安心感があります。特に魚料理は、魚の身の締まりの良さと味がよくしみ込んでおり、噛めば噛むほど味が出てくるという深い味わいでした。
古き良き京都を感じる店内
お店は、表から見ると少し見付けづらいのですが、昔ながらの落ち着いた小道を進んだ先に店があり、中に入ると木で作られた内装で古き良き京都を感じることができるような空間が広がっています。
わざわざ足を運んでもらえるようなお店に
お店に来られる方は、常連さんやご近所さんが多く、20~70代の方まで幅広く、30~40代の女性のリピーターの方が特に多いとのことです。
また、今、京都の人が北区に足を運びだしているという状況で、わざわざ来てくれるような通な方が多いとのことで、この場所にお店を出されたそうです。
ちなみに店主さんは、8年ごとに違う仕事をしたくなる性格をお持ちで、「8年後にこのお店を任せることができる人が現れることを願っていると」おっしゃられていました。
取材を終えて
楽しいお話をたくさん聞かせていたことにより、さらに興味が湧きました。
地域の方から食材を頂いたりと、地域のいいものを使い、そのいいものをさらにいいものにするという技術を肌で感じることができました。
突然の取材にも関わらず、快くお受けしていただきありがとうございました。
(取材:大谷大学2回生 村尾 直哉)
照ラス食堂
住所:京都市北区紫竹高縄町16番地2
電話番号:050-5339-5154
Instagram:@terasu8204