静かな佇まいに隠れた銘菓「竹濱義春」

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大谷大学から歩いてすぐ、歴史を感じさせる看板を構える和菓子屋「竹濱義春」。時代を経たショーケースの並ぶ店内は落ち着きを感じます。のぼりもないこぢんまりとした店舗ながら、長い歴史を感じる佇まい。そんな和菓子屋を経営されている店主の善嗣さんに今回はお話を伺ってきました。

 

竹濱義春の歴史

150年以上の歴史を持つ和菓子屋「竹濱義春」を経営されているのは9代目店主の善嗣さん。お店が掲げている看板は、創業当時からずっと使われています。

元々会社員だった善嗣さんは、父親の体調不良をきっかけに、お店を継ぎました。「若い頃は、お盆やゴールデンウィークの時期が忙しく、友達とも遊びに行けなかった」と話す善嗣さん。現在は母親とお店を続けて約20年になるそうです。

店主おすすめの銘菓

善嗣さんがおすすめしてくださったのは、焼饅頭「洛北」と豆菓子「真盛豆」。どちらも京都の銘菓として有名な和菓子です。

「洛北」は白あんと黒あんの二種類。焼饅頭ということもあり、歯ごたえが良く、あんこは丁度良い甘さとザラメが入っているような独特の舌触りがあります。優しい甘さのあんこと皮のバランスが絶妙で、思わずもう一個食べたくなります。

「真盛豆」は黒豆に州浜粉、砂糖、青のり粉だけでできたシンプルな和菓子。袋を開けた瞬間に香る青のり、口の中で広がるきな粉の優しい甘さ、砂糖と黒豆の独特な食感の三つを順々にゆっくり楽しめると口コミでも高い評価を受けている洛北と並ぶ銘菓です。この味を好んだ歌人が「君が代は千代に八千代にさざれ石のいはほとなりてこけのむす豆」と詠んだほど、茶事で好まれた和菓子として有名です。

「和菓子を購入したお客様からおいしかったと言っていただけることが一番うれしい」と善嗣さんは言います。お客様の中には、電話で感想を伝えてくださる方もいるそうです。

 

竹濱義春のこれから

周りの商業施設が発展していく中で、善嗣さんは「場所も店構えも変えずにここで続けていきたい」とおっしゃっていました。目まぐるしい時代の変化に目を向けつつも創業当時から掲げてきた看板を誇りに今日も善嗣さんはお客さんに笑顔で対応します。

 

今回の取材に快くご協力くださった善嗣さん、どうもありがとうございました。

 

 

(取材 大谷大学1回生 奥村)


「竹濱義春」

〒603-8167

京都府京都市北区北大路新町東入ル

電話 075-441-8045

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