今回は京都府立陶板名画の庭に行ってきました!植物園の隣に屋外美術館があるのをご存じでしょうか。
京都府立陶板名画の庭は地下鉄烏丸線北山駅3番出入口から徒歩1分にあります。入場料は一般100円、隣の植物園との共通券では250円で入場できます。
「京都府立陶板名画の庭」は名画の美しさをそのままに再現した丈夫な陶板画を安藤忠雄氏設計の施設に展示するもので、屋外でできる世界で初めての絵画です。
陶板画は全部で8点あり、このうち「最後の審判」など4点は「1990年国際花と緑の博覧会」に出品され、他の「テラスにて」など4点はこの施設のために新しく制作されたものです。
この場所は個人での撮影は自由でInstagramのSNSで発信もできます!
ここでは、陶板画でしかできない魅力について迫っていきます。
作品紹介
まず出迎えてくれるのはモネ作 「睡蓮・朝」です。
水中に展示されており、太陽と水面が反射し綺麗に映ます。
普通の絵画では水中に展示することはできないので陶板画の良さですね。
次は鳥羽僧正作「鳥獣人物戯画(甲巻乙巻)」です。
これは中学、高校時代に習って知ってる人は多いのではないでしょうか。
特に甲巻のウサギ・カエル・サルなどが有名です。
全体をみてみると、原寸の2倍の大きさなので、長さに驚かれる人もいそうですね。
次に紹介するのは、レオナルド・ダ・ヴィンチ作「最後の晩餐」です!
こちらもまた有名で知らない人はいない作品ですね。
ユダの裏切りを予言した絵になっています。ユダはイエスの向かって左側の3番目に座る人物です。 その特徴として、右手に銀貨が入った袋を握っています。
これらに注目して観てみることも魅力、面白さの1つですね。
張澤瑞作「清明上河図」です。
これは中国美術史上屈指の名画といわれています。
階段を下ってみると、ミケランジェロ作「最後の審判」があります。
こちらはほぼ実寸大で、迫力がすごくその大きさに圧倒されます。
見上げるほど大きいと聞いていましたが、こんなにも大きいとは思いませんでした。
スーラ作「ラ・グランド・ジャット島の日曜日の午後」です。
点描法を用いて、パリ近郊のセーヌ川の中州で夏の一日を過ごす人々を描いています。新印象派、ポスト印象派の時代のフランス絵画を代表する作品でもあります。
点描法とは簡単に言えば全部点で描いていることです。2~3mのものに点なんて考えるだけでも途方に暮れますね。
ルノアール作「テラスにて」です。
二人の姉妹とも呼ばれています。
この作品は見たことがあります。
最後はゴッホ作「糸杉と星の道」です。
これは誰が描いたでしょうと問題を出されても独特な筆致と色彩で分かりますね。
訪問を終えて
今回、訪問させていただいて、アートを知らない人でも楽しめる施設でした。
陶板画だからこそできる屋外での展示の魅力が伝わりました。
屋外美術館なので天気のいい日に写真を撮るときれいに映えるスポットとしておすすめです。北山・北大路周辺の学生さんやお越しになる方はぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか 。
(取材 大谷大学 3回生 角本聖河)
住所 京都府京都市左京区下鴨半木町
電話 075–724-2188
営業時間 9:00〜17:00(入園は16:30まで)
※季節や催事によって開園時間を変更する場合があります。