今回、取材させていただいたのは北山通り沿いにある「コムトゥジュール」です。マンションの一画に店を構えており、落ち着いた雰囲気です。外装は、黒を基調として、木の温かみも感じるレトロな見た目が特徴です。また、壁がガラスになっているので外からも店内が見えるようになっています。
私たちはオーナーの蜂谷康倫さんにお話を伺いました!
蜂谷さんがお店に込めた思い
店名の「コムトゥジュール」は、フランス語で「いつものように、いつも通り」という意味で、ここに来てケーキを買うことがあたりまえになってほしいという思いがあるそうです。また、「季節感を味わってほしい」という思いから、メニューも季節ごとに変えて、お客さんにもここのケーキやお菓子を食べて季節感を楽しんでもらいたいとのことです。
蜂谷さんおすすめ&季節限定メニュー
今回私たちがいただいたメニューは、「洋梨とフランボワーズの焼きタルト」「丹波栗のモンブラン」「ミルフィユ」です。
「洋梨とフランボワーズの焼きタルト」
タルト生地は硬めで、クッキー生地にはピスタチオ入りのアーモンドクリームを使用。その上に、新鮮な洋梨と甘酸っぱいフランボワーズをのせて焼き上げています。
サクサクとした食感とシャキッと感が残った洋梨との相性が抜群でとてもおいしかったです。ナッツの香ばしさとフランボワーズの程よい酸味がアクセントになっている季節限定の一品です。
「丹波栗のモンブラン」
中にスポンジと生クリームが入っていて、さらに大粒の栗を丸ごと1個使用。まわりに栗のクリームが絞っています。
甘さ控えめの生クリームとふわふわとしたスポンジでなめらかな口当たりでスッと溶けて、栗の味を引き立てたクリームとよく合い、とても上品な味わいでした。栗がふんだんに使われており、贅沢な気分になれる季節限定の一品です。
「ミルフィユ」
何層にも重なるパイ生地にベリージャムとカスタードクリームと生クリームをサンド。仕上げに粉糖がかかっています。
パイがサクサクしていて繊細で、カスタードクリームは甘さ控えめでなめらかでした。生クリームはしつこくなく、食べやすくなっています。ベリージャムの酸味がアクセントになっていて味を引き締め、全体的に絶妙なバランスでとてもおいしかったです。こちらはお店の定番商品で人気が高く、オーナーの思いが詰まった一品です。
このほかにもビスキュイロールやシュークリーム、プリンなどの定番商品があり、サブレやクッキー、バターケーキなどの焼き菓子もそろっている種類が豊富なお店です。ケーキ屋さんは女性のお客さんが多いイメージですが、意外にも男性のお客さんが特に多いそうです。取材中にも男性の方が来店されていて驚きました。どの世代にも愛されるコムトゥジュール。ぜひご賞味ください!
お店としての今後の目標
蜂谷さんは、お店を始めたころから計画を立てていないそうです。「目の前にあることを一つずつ着実に行い、将来の展開を楽しみに生きていく」とのことでした。お客様が来てくれることがやりがいの一つで、「ケーキを買いに来ることが特別ではなくあたりまえの存在になるようなお店を目指している」とお話ししてくださいました。
取材を終えて
今回の取材は、お忙しいにもかかわらず取材を引き受けてくださいました。蜂谷さんは、何度か取材を受けることがあったそうで、雑誌やサイトに掲載していただくことも喜びの一つだとおしゃっていました。蜂谷さんの動機や思い、モットーなどをたくさん知ることができました。また、お店の商品やお客様に対する思いが伝わってきて、心が温かくなりました。
みなさんもコムトゥジュールのケーキを買って幸せなひと時を味わってってみませんか?機会があればぜひ、お店を訪ねてみてください!
この度は取材に協力していただき誠にありがとうございました!
(取材 大谷大学1回生 齊藤 凜)
コムトゥジュール
住所:京都府京都市北区小山元町50-1
電話:075-495-5188
営業時間:10:00~18:00
定休日:火曜日・水曜日