今回私たちが取材したのは、船岡山公園や建勲神社のそばにあり、大徳寺からも近い「一麦七菜」さんです。こだわりあるうどんを提供されています。お店を経営されている中島さんにお話を伺いました。
一麦七菜の由来
「一麦七菜」の「一麦」はうどんの麺の材料である小麦粉という意味があり、「七菜」という言葉には、いろいろなおかずや野菜という意味が込められています。はじめたきっかけは、サラリーマン時代に会社を辞めて何かをしようと思ったときに飲食店を始めようと考えたそうです。また、うどん屋さんのイメージとして、どこに行っても同じメニューで、お店の雰囲気も民芸調といった新しいイメージのない、昔ながらの変わっていないところで何か始めたら面白いことができるかなと考えたのがきっかけだそうです。
一麦七菜の創作うどん
冷七菜・温七菜も人気ですが、季節的な牡蠣南蛮や鴨南蛮、明太鶏卵なども人気です。七菜の中には季節の野菜が入っており、夏にはおくらやミョウガ、冬にカブを揚げびたしにしたものなど、お野菜をこだわっています。また、お店で麺を作っており、じっくり寝かせることで細くてもコシがあります。おもしろいことに冷たいもの、暖かいもの、釜揚げしたものの三種類で同じうどんでも食感が違います。
今回私たちはお店の名前にもある「温七菜」と「すじカレー」をいただきました。温七菜は、お野菜の彩が鮮やかで生姜を入れることでさらに体が温まり冬にオススメのおうどんです。すじカレーは、だしの効いた程よいスパイス感のスープに柔らかく煮えた牛すじがたっぷり入っており、腹ペコのおなかに大満足のおうどんでした。
(温七菜)
(すじカレー)
食後には「わらびもち」もいただきました。きなこと黒蜜のかかった柔らかい食感の手作りわらびもち。おうどんのデザートとしてぴったりでした。お店に来られた際には注文してみてはいかかでしょうか。
(わらびもち)
一麦七菜のやりがい・コロナ禍の苦労
仕事のやりがいは、アルバイトの子など若い人と付き合っていく中で、親と子供とは違った位置から関わることで、他人という緊張感もありつつ話をすることができ楽しい。アルバイトの子などにはインターンシップのつもりで、小さなことも指摘し、社会で役立つように関わっている。
コロナ禍の苦労について聞くと「コロナ禍で、次に何が起こるか考えることは苦労ではあるが楽しいし勉強になる。」とおっしゃっていました。特別な時間を与えられるお店になりたいそうです。一見さんからお客さんであり、訪れた人がもう一度来たくなるようなお店を目標にしています。
(店内の様子)
取材を終えて
今回取材をさせていただいて、店主の中島さんから一麦七菜の名前の由来や京都のこの場でうどん屋を始める経緯、他とは違ったこだわりなど、多くの貴重なお話を聞くことができました。そして何よりもご夫婦と楽しくお話ができて、取材が終わるころには「一麦七菜」さんの魅力を強く感じました。ぜひ、多くの方に「一麦七菜」で特別な時間を過ごしていただきたいです。
最後にお忙しい中、取材に対応していただいた中島さん、本当にありがとうございました。
(取材:大谷大学2回生 中臣琉誓 取材日 2021年 10月28日)
住所:〒603-8234
京都府京都市北区紫野下若草町32-3
営業時間:曜日 営業時間
月曜日 11:30 – 15:00 (L.O)
火曜日 定休日
水曜日 11:30 – 15:00 (L.O)
木曜日 11:30 – 15:00 (L.O)
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土曜日 11:30 – 15:00 17:00 – 20:30(L.O)
日曜日 11:30 – 15:00 17:00 – 20:30(L.O)
定休日 毎週火曜日、第2・第4水曜日
電話:075-431-4970