今回は「京都 おはりばこ」さんでつまみ細工を体験しました。
京都 おはりばこは、以前、先輩方が一度インタビューに伺ったのですが、私は今回初めての訪問です。
(過去の記事はこちら )
つまみ細工とは
つまみ細工とは江戸時代を起源とする、伝統的な手工芸です。
正方形に小さく切った薄地の布をつまんで折り畳み、様々なデザインを浮き彫り風に表現するのが特徴です。
今回体験をさせていただいた、京都 おはりばこの店主である、北井秀昌さんと一緒につまみ細工を作っていきます。
つまみ細工を体験
まずは、作る花の種類を「かわりばな」「梅」「菊」の中から選びます。
かわりばな と 梅 と 菊
私は菊の花を選びました。菊の花は花弁の数が、他の花より多いので難しいのかと不安でした。しかし、北井さんが「菊は一種類の花びらからできているので枚数は多いけれど、他の花と難易度はあまりかわらない」と仰っていたので安心して作業を始めることができました。
作る花を決めたら、次に花弁となる生地の色を選んでいきます。
10色の中から選ぶことができ、生地は正方形で大きさは3センチほど、
どれも素敵な色なので、どんな色の組み合わせにしようかとかなり迷いました。
花びらを選んだら早速作っていきます。
花びらはピンセットを使い、指で生地を折り紙のように折って作っていくそうです。
まず、一枚生地を取り、ピンセットを使って生地の対角線上をはさんで、上に半分におります。
半分におったらピンセットを抜いて、三角形の半分のところをはさみます。
左手の上に生地をおいて、右手首を返すようにして折り畳みます。
これを2回くりかえします。
この作業は端を揃えることがかなり難しく、大変でした。
折りたたんだあとは不揃いになっているので端を切り落とします。
この時、端が一直線になるように気をつけるのがポイント
この端を切り落とす作業は、生地がズレないとしなくて良くなるそうです。
生地をズレないように折りたたむには沢山の経験が必要かもしれません…
切り終わったら右手に持ち変えて、
のりの中に生地が埋まるぐらいにぐっと押し込みます。
のりの中に入れると形が崩れることなくきれいに花びらが立ち、驚きました。
菊は花びらの数が9枚あるので、この手順を9回繰り返します。
何回かすると難しかった花びら作りも慣れてきました。
9枚の花びらが完成したら土台を選びます。
土台は「かんざし」「クリップ」「バックチャーム」から選ぶことができます。
どれも、使ったり、飾ったりする姿が浮かびます。
かんざし クリップ バックチャーム
私はかんざしを選んだので、かんざしの土台に花びらを付けていきます。
土台に指でのりをたっぷりと付けたら、花びらをのっけていきます。
この時のポイントは花びらの先をつまんで尖らせること
中心を点で揃えていくと綺麗に出来上がるそうです。
花びらをのせ終わったら、花の中心の飾りを銀と金のどちらにするかを決めます。
金色の飾りはくるくると渦をまいていて、銀色の飾りは宝石のような飾りでした。
最後にこの中から好きな飾りを選んで付けて完成です。
つまみ細工体験を終えて
つまみ細工体験は初めてだったので、自分に出来るかと、かなり心配でした。
しかしいざ始めてみると不器用な私でも完成させることが出来て非常に嬉しかったです。
花の種類や花びらの色、飾りなど、どれも素敵で作るものを選ぶことができるので、ひとつ作ると他の花、色でも作ってみたい、という思いが湧いてきます。
また、京都 おはりばこさんではつまみ細工制作のための生地などを販売されているので、家でも作ることができます。体験で学んだことを生かして、家でつまみ細工ができるのでとてもいいなと思いました。
「京都 おはりばこ」さんでつまみ細工という普段では経験できない日本の伝統に触れることができました。本当にありがとうございました。
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京都 おはりばこ
住所:京都府京都市北区紫野下門前町25
電話番号:075‐495‐0119