今回、私たちが取材させて頂いた「Note Cafe」(ノートカフェ)は地下鉄 北山駅から5分ほど歩いたところにあります。北山アートランド2Fに店を構え、店内は様々な食器や雑貨、鮮やかなテーブルクロスで彩られています。
店主の中村知子さんが営む「Note Cafe」は2019年11月にリニューアルオープンされました。これまでグルテンフリーがメインの料理やスイーツを一部扱っていましたが、今回は一新して全メニューにグルテンフリーを取り入れたものになっています。
なぜ、グルテンフリーなの?
知子さんは元々食器やヴィンテージ雑貨を集めること、料理をすることが好きということからカフェを開いてみようと思われたそう。当初はガッツリと食事もできるメニュー構成だったそうですが、知子さんのお母様がグルテンを急に受け付けなくなってしまい食べ物が制限されてしまったそうです。母の看病をしながら食べられるものを作っていく中で「グルテンフリー」の魅力に惹きこまれ、現在の形での経営になったことを話してくださいました。
そもそもグルテンフリーとは?
グルテンとは、小麦粉などの穀物に多く含まれているタンパク質のことを指します。それが、腸の粘膜に炎症を起こすことで慢性的な不調の原因の一つになると言われています。グルテンフリーの食生活では、腸内環境の改善や美容、ダイエットなどに幅広く良い効果があるとされ、肌荒れが治まる、精神面が安定する、朝の目覚めがよくなるといったことがあるそうです。
最近、世界中で注目されている低フォドマップ食
FODMAP(フォドマップ)とは、特定の食べ物に含まれる炭水化物のグループのことで、人によって胃腸に不快感を引き起こす可能性があるものです。FODMAPは腸で吸収されにくくそのまま発酵してお腹の不快な張りやガス、下痢を引き起こす原因になります。低フォドマップ食で避けるべきものは小麦や牛乳、ヨーグルト、玉ねぎなどが挙げられます。
ここノートカフェではグルテンフリーのメニューに加え、低フォドマップを取り入れた焼き菓子もご用意されています!
メニューの一部を紹介
・米粉パンのだし巻き卵サンドイッチ
グルテンフリーを取り入れているので、パンには米粉を使用。味のアクセントとしてパンの表面にはからしマヨネーズがふんだんに塗られ、ふわふわな玉子には珍しく黒コショウが入っています。とても食欲がそそられる一品です!!
(残念ながら、このメニューは提供休止中です。来春開講予定の英会話教室の準備で、米粉パンを焼く時間の確保が難しいとのこと。現在のメニューに関しては『Note Cafe』ウェブサイトよりご確認ください。追記:2019年12月19日)
・シフォンケーキ アーモンドミルクアイス添え
ふわふわでしっとりした生地のシフォンケーキと、アーモンドミルクを使用したアイスが添えられています。
シフォンケーキのほのかな甘みと、アーモンドミルクアイスのさっぱりさが合っています。盛り付けられているイチゴとブルーベリーも程よい甘さと酸味があり、どれも互いの良さを惹きたてています。
取材を終えて
今回の取材で、「人とのつながり」を大切にしたいとおっしゃられていた店主の知子さん。
この店に訪れるお客さんは学生さんやマダム、外国人観光客からグルテンに悩む人などとても幅広い。「何か伝えたいことはありますか?」と最後にお聞きしたところ、「グルテンフリーを押し付けるつもりはないけれど、もっと広まってほしい」と話されていました。健康を考えたメニューでどれも惹かれるものばかりなので通いたいと思いました。
今回、ゼミでの取材はこれが初めてでとても緊張していました。そんな私に優しく接し、快く取材に応じて頂いた店主の中村知子さん、本当にありがとうございました。
取材:(大谷大学 1回生 谷口 滉樹)
〈取材日 2019年11月6日〉
〖Note Cafe〗
【 住所 】 〒603-8052
京都市北区上賀茂松本町38 北山ランドアート2F
【 営業日時 】
木(Thu.)・金(Fri.)・土(Sat.)・日(Sun.)
【 営業時間 】
12:00~18:00(LO 17:30)
専用駐車場なし
【 Tel&Fax 】
075-204-4860(予約不可)
【ウェブサイト】