作り手の想いが伝わる器のお店「 Salon de deux H 」

お出かけスポット
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今回、私たちが訪ねたのは、綺麗なお花が置かれ、趣のあるエントランスが印象的な「 Salon de deux H 」。北大路橋から加茂街道をちょっとあがった辺りにある一軒家風のお店です。こちらの店主の小泉典子さんにお話を伺いました。

Salon de deux H はどんなお店?

このお店は、日々の暮らしを豊かにし、作り手の想いを伝える器のセレクトショップ。お店では、直接器を手に取り触れられるのはもちろん、店主の小泉さんと作家さんとの思い出話や、作品の魅力を聞くもでき、器選びの楽しくなるお店です。
取材の際にも、作家さんがお店に訪れて来られたときのお話や、ガラスの器と陶磁器それぞれの魅力を話してくださいました。

作品の良さを直接お伝えしたい!

元々は着物の引染職人をしていたというパートナーの小泉佳広さんをはじめ、もの作りに携わっていた小泉さん。そこでは、よい物を作っていても、その良さを直接お客様に説明する機会が少なく残念に思っていました。「自分が作品の魅力を詳しくお伝えする役目ができれば、ものづくり作家さんの素敵な作品をもっとお客様に届けることができるのではないか」。そんな想いから、このお店を始められたそうです。お店の名前は「 サロン ド ドゥ アッシュ 」。建物は21年前に建てられたもので、もともとは別の方が2年程カフェされていた空間を店名とともに引継がれました。

(カフェの雰囲気が残る店内)

Salon de deux H のこだわり

小泉さんは、お客様に作品を紹介する際、作り手の想いを伝えることを大切にされています。「それぞれの器に作家さんの想いがあり、想いを知ることによって、作品の見方や楽しみ方も変わると思います。また、直接、作品に触れていただくことにより、お客様により身近に感じてほしい」と小泉さんは言います。

(輝くグラスと綺麗なお花)

(家庭の食卓をイメージする店内)

店内には天窓もあり、お昼は太陽が照明変わり、夜には店内の照明と月の光が相まって、陶磁器を照らします。十五夜の時には月がずっと走るのが見えるそうです。幻想的ですね。

(太陽の光が差す天窓)

最近ではSNSの流行もあり、お店のInstagramを見て、海外から旅行客も来られるそうです。「言葉が通じなくても作家さんの想いや作品の良さは伝わる」と小泉さんは言います。
遠方から来るお客様に「ゆっくりと器を選んでいただきたい」とお抹茶や和菓子などのおもてなしもされているそうですよ。
素敵な店主と器に出会えるSalon de deux H。みなさんもぜひお訪ねください。

(来店されたお客様へのおもてなし)

今回、取材をして

「 Salon de deux H 」に入った時から、お店に流れる落ち着いたBGMに心が和みました。
素敵な器が並んだ食卓を見た際には、将来はこのお店のような明るくてこだわりのある食卓を囲みたいと想像がふくらみました。小泉さんとのお話も楽しく、時間を忘れてしまいそうなぐらい居心地のよい空間でした。
小泉典子さん、そしてパートナーの佳広さん。本当にありがとうございました。

(取材:大谷大学一回生 井上玲音)

左 小泉典子さん
右 小泉佳広さん


「 Salon de deux H 」
〒603-8131 京都市北区小山上内河原町51
TEL・FAX/075-203-7037
営業時間 / 11:00~17:00
定休日 / 月曜・火曜日

ブログ   http://salondeuxh.exblog.jp
Facebook  http://www.facebook.com/salondedeuxh
Instagram https://www.instagram.com/salondedeuxh/

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