新大宮通りから少し入った住宅街に、隠れ家的なお店があります。今年の一月にオープンしたばかりの町屋カフェ「KONONEKI 」です。
店内に入ると、壁は一面白で統一されており、町屋の良さが残る落ち着いた空間が広がっています。このとても居心地のいい店内で、このお店ならではのパンやデザートを味わうことができます。
お店を始めたきっかけ
店主の松村さんが、お店を始めたきっかけは、もともとパンが大好きで、家でずっと作っていて、それを皆さんに食べていただけたらいいなと思うようになったからだそうです。家で作るときは、ホームベーカリーで焼いていたそうですが、もっと美味しいパンを作りたくて、パン屋さんにアルバイトへ。そこで、パン作りについて色々と教えていただいたそうです。また、ここにお店を構えた理由は、繁華街から少し離れた隠れ家的なところが気に入ったからそうです。
KONONEKI は、パンが中心のお店で、朝はモーニングのセット、お昼はたまごサンドが定番で、週替わりでサンドを毎週作っています。また、季節ごとに変わるデザートも作っておられます。
そして、火曜日のみ販売される「KONONEKI火曜日パン」は、テイクアウトはもちろん、店内でも食べることができます。
食材へのこだわり
食材は、いらないものは入れておらず、必要なものだけ入れているとのこと。
特にパンの食材にはこだわっているそうで、メインの食パンは、パンの味をストレートに味わえるよう、小麦の味がしっかりしている「国産小麦北のかおり」を使っておられます。サンドの方は、ふんわり感を重視し、サンドに合うように柔らかさを考えて作られいてます。
今回私たちがいただいたのは、「5色のプチパンサンドときのこのクリームスープ」と、「シナモン香るりんごのローストとクランブルアイス添え」です。プチパンサンドは味はもちろん、見た目も楽しむことができるサンドになっています。スープは、きのこがたっぷり入っており、優しい味がしてとても美味しかったです。
コノネキ
「KONONEKI」の名前を考えたのは松村さんの旦那さんだそうです。もともと旦那さんのおばあさんが京都弁をよく喋られる方で、「うちのねきにおいで」という言葉をよく使っていたそうです。「ねき」という言葉が「そばに」という意味を持っていて、「ここの、このそばに」という意味を持ってこの名前を付けられました。
今後は、「もっといろんなお客様に知っていただいて、本当に居心地のいいって皆さんに思っていただけるようなお店を目指したい」と、おっしゃっていました。
インタビューを終えて
今回インタビューさせていただき、「松村さんの優しい人柄が、このKONONEKIの素敵な空間を作っているのだな」と強く感じました。週替わりのサンドは、毎週通いたくなるくらい、どれも美味しそうです。皆さんもぜひ一度、手作りパンを食べに足を運んでみてはいかがでしょうか。
この度はインタビューに協力していただき、本当にありがとうございました。
(取材:大谷大学2回生 高野咲菜)
住所:京都府京都市北区紫竹牛若町1-1-3
電話:075-201-4561
Instagram:kononeki_kyoto
営業時間:9:00~18:00
定休日:水曜日、木曜日