【閉店】お客様の”食べたい”を叶える食堂「The Kitchen DENIM」

グルメ
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★このお店は現在閉店しています。

今回、私たちは鞍馬口通りにある「The Kitchen DENIM」を訪ねました。

「DENIM」は本格パスタからこだわりの定食まで気軽にたべられる食堂です。

 

店内は、おしゃれなアンティーク調の雰囲気が漂っています。

この空間だけ別世界にきてしまったような、それでいて一度座ってしまうと落ち着いてしまう不思議な場所です。

店名の「DENIM」にちなんで、デニム素材を使った家具や小物もたくさんありました。これらを含む店内にあるほとんどのものが手作りだそうですよ。

 

驚きのメニュー表

お店にとって大切なメニュー表。

「DENIM」のメニュー表は、店主さんの好きなCDジャケットをリメイクしたユニークなものです。流れている洋風の音楽ともマッチし、心が躍ります。

こうした細かな部分にも、お店のこだわりが溢れています。

 

 

おすすめのメニュー

店主さんにDENIMのおすすめのメニューをたずねたところ、「Today Special」のメニューボードを案内してくれました。

「Today Special」にはパスタ、カレー、定食と3つのメニューがあり、それぞれ日替わりで内容が変わり、毎日違うものを楽しむことができます。

また、この三つにはサラダとドリンクバーがついていて、セルフサービスでジュースやコーヒー、紅茶などを飲むことができます。

 

 

今回はそのおすすめの「Today Special」の3つをいただきました。

順に

「Today Special」のパスタ 本日は小松菜と豚バラのパスタ

「Today Special」のカレー 本日はゴロゴロポテト茄子チーズカレー

「Today Special」の定食  本日はアジフライとおいしいソーセージ定食

 

どれもとてもボリュームがあって美味しかったです。

この3つどれも毎日種類が変わるというのですから、「今日はどんなのかな」とドキドキした気持ちで行くことができますね。

 

また、「DENIM」さんにはテイクアウトもあり、日替わりのお弁当やカレーライス、ホットドックなど学生にもやさしい価格で販売されています。

 

 

「DENIM」さんだからできたこと

さらに「DENIM」さんの特徴と呼べるのが、「その場で作れるものであれば、お客さんが要望したものを出してくれる」ということです。

「家族で来店された際などに、お子さんが食べたいものをその場で作ってあげることもある」とのこと。

これも「来てくれた人には笑顔で帰ってほしい」という店主さんの心遣いから。地域の方にも愛される理由がここにあるのだなと感じました。

 

食堂「DENIM」のやりがい

これまで、居酒屋、ダイニングバー、カレー屋など様々なお店で働いてきた店主さん。

「食堂で美味しい本格的なパスタが食べられたらいいな」という思いが、このお店のオープンにつながったそうです。

様々なお店での経験や、年齢を重ねるなかで、「人らしい空間、時間の大事さが分かってきた」と店主さん。店の内装からその日のメニューまで、自分で何から何まで決めることができるこのお店は、いい意味で趣味の延長線上だと語られていました。好きなものに囲まれ、毎日生活できるのは、私たちとしてもうらやましいかぎりです。

ですが、もちろん楽しいことだけではありません。毎日、朝早くお店に来てその日の仕込みを始めます。本格的な料理を提供しているだけに、仕込みの重労働は計り知れません。店主さんも仕込みをしている瞬間だけは「仕事はしんどい」と苦笑されていました。

 

「DENIM」さんのこれから

梅雨明けから、外で飲めるようにテーブルや立呑スペースを設置も検討中だそうです。「お酒一杯だけでも飲みに来てくれたらうれしい。」と語る店主さんは笑顔で、とても親しみを覚えました。今後は、外国人向けのメニューもつくりたいとのこと。最近は観光で近くまで来られて寄ってくれる方も増え、そんな方々にも喜んでもらいたいそうです。

そして、最も力を入れたいのがテイクアウトの充実です。現在も日替わりのお弁当などあることはあるのですが、「もっとアレンジしたい」と店主さん。「メニューの充実、もっと喜んでくれる商品の作成…。まだまだ改善できることは多い」と展望を語ってくれました。

 

店主さんにとって「DENIM」とは

お店の名前を「DENIM」にされたのは、デニムが好きだから、デニムという言葉は、どの世代にも分かる言葉で覚えやすいから、そしてデニムは丈夫で長持ち、そして着れば着るほど味が出ると言われているから、という3つの理由から。

「デニムのように、年数がたつにつれて味がでる、堅苦しい感じは一切無く、いつでも来たいと思ってもらえる、そんなお店にできたら」と、最後に語ってくれました。

「たかが食いもん屋やけど食いもんだけを売ってるわけやない」小さく呟いたこの言葉がとても心に響きました。

店主さんの放つ一言一言には、私たちにはない説得力・言葉の力があります。一時間ほど取材をさせていただき、まだまだこの人に学びたい。そんなことを感じました。たくさんの経験をしてきた店主さんだからこそ成り立っているお店であり、これからも地域に寄り添うお店を続けてほしい思います。

 

持ち前の明るさで楽しい取材にしていただいた店主さん、お忙しいなか、本当にありがとうございました。

 

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「The Kitchen DENIM」

住所:京都市北区天寧寺門前町288 コーポ久世1F
営業時間:Lunch Time 11:30~15:00 (LO→14:30)
     Dinner Time 17:30~21:00 (LO→20:30)
定休日:月曜日
電話:090-2042-0288
メール:thekitchen.denim@gmail.com
Twitter:@denim7010
Facebook:@denim7010
京都市北区天寧寺門前町288

 

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