★このお店は、現在この場所ではカフェ営業をされていません。焙煎の営業のみです。
コーヒー豆の香り漂うお店
今回、私たちが取材させてもらったのは、Latteart Junkies Roastingshopというコーヒーのお店です。堀川紫明の交差点から鞍馬口通りを少し東に入ったところにあります。
外装・内装ともにアメリカンなスタイルの店内は、カウンター5席のコンパクトなつくり。焙煎されたコーヒー豆の香りが漂います。
このお店のマスターの大西剛さん。ラテアートを独学で学ばれ、日本のラテアートコンクールでも何度も入賞されています。
おススメはエスプレッソとカフェラテ!!!
そんな凄腕マスターのおススメはエスプレッソとカフェラテです。
まずはエスプレッソをいただきました。
コーヒーの苦味がダイレクトに感じられ、大人な味がしました。
続いて、カフェラテをいただきました。
コンクールで何度も入賞されているラテアート。「写真だけではもったいない」と動画も撮ってしまいました(笑)芸術作品のような見た目の美しさはもちろん、ミルクのクリーミーさ、コーヒーのおいしさも絶品でした。
「日本では焙煎されてから一週間ほどたったコーヒー豆の方がおいしい、という考え方のお店も多いが、それはテクニックがないから。新鮮な良い豆を使用したほうが、やはりおいしい。海外に行ってそれをすごく感じた。だから今もそれを貫いている」と大西マスター。こだわり、プロ意識がすごいです。
ラテアートレッスン!?
お店では、挽きたての豆でコーヒーをいただけるほか、ラテアートのワークショップやプライベートレッスンもされています。
今回、私も、ラテアートを体験させてもらいました!!
私はカフェでバイトをしていて何度かラテアートをする機会があったのですが、
ミルクのスチーム(泡立て)が苦手でそこを重点的に教えてもらいました。
ミルクスチームの工程としては、まずミルク全体に空気を入れて体積を増やすと共に加熱します。そしてスチームの勢いで対流をつくり、大きな泡を潰し全体を細かい泡にすることで口当たりの良い滑らかなミルクにします。
私の場合、スチームが終わった後も泡が荒く、大西マスターからいただいたアドバイスは
「ミルクピッチャーのアームに沿って横回転を作り、次にノズルを差込み縦回転をつくると細かい泡になる」と実演していただきながら分かりやすく教えてくださいました。そこからキャンバス作りをし、ハートの描き方を実際に大西マスターと共に体験させていただきました。この貴重な体験を生かし、ラテアートがもっと上手くなるように練習していこうと思います。
鞍馬口でお店を開いたわけは?
「なぜここでお店を開いたのですか?」とたずねたところ「おいしいコーヒー豆の焙煎をしたかったから」という答えが返ってきました。このあたりは、西陣の工業地区でもあり、煙の規制がゆるく、焙煎に適した環境だったからだそうです(ちなみに、おとなりのお店は焼き肉屋さん。)ものづくりのまち西陣の歴史も関係しているんですね。
焙煎したコーヒー豆は、業務用としてカフェやレストランへ販売される他、個人向けに小売もされています。また、土日は、マルシェなどのイベントにキッチンカーで出店されることも多いそうです。本当に大忙しです。
海外のコーヒー通からも高い評価
現在、お店にくるお客さんの実に6割が海外の方。「俺は日本人に嫌われているから」と笑顔でジョークもはさみつつ、「コーヒー文化は日本よりも海外が進んでいる。そんな海外の人からの評価が高い」と大西さん。仕事のやりがいについては「お客さんにおいしいと言ってもらえること。特にエスプレッソ。エスプレッソはごまかしが効かないから。一口でうまいかどうかわかる」とおっしゃっていました。コーヒーに対するこだわり、自信が言葉の端々から伝わってきます。
ということで、そんなマスターこだわりのコーヒーを味わいたい方は、ぜひ一度足をお運びください!!!ホットサンドやケーキなどフードメニューもありますよ。
ちなみにお店は、ここ鞍馬口本店のほか、北野天満宮前にも2号店があります。そして、ただいま3号店も準備中(場所はまだ秘密)だそうです。本物のコーヒーが味わえる場所が増えるということで、楽しみですね。
最後に、コーヒー初心者の私たちにもわかりやすく教えてくださった大西さん、お忙しいなか、本当にありがとうございました。
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「Latteart Junkies Roastingshop」
住所:京都市北区紫野宮西町3-4
営業時間:8:00~18:00
電話番号:075-200-3355
定休日:水曜日
ウェブサイト:http://junkies-cafe.com