今回は、「北大路周辺の移動をもっと便利に!」というテーマで「北大路周辺にある自転車スポット」について紹介します。
第一弾として紹介するのは、「シェアサイクルPiPPA(ピッパ)」です。
シェアサイクルを利用する
「シェアサイクルPiPPA」とは、アプリひとつで専用駐輪ポート(以下、ポート)がある場所でならいつでもどこでも利用・返却ができる自転車貸出サービスです。現在、京都市内に約170箇所のポートがあります。北大路周辺では新大宮広場、北山大橋西詰、北山駅前、今宮神社にポートがあります。
利用者の7割ほどは、通勤や通学利用、ちょっとした買い物利用に使っている方が多く、観光利用の方は少ないそうです。
私も今回、初めてシェアサイクルを利用してみました。
まず、アプリをダウンロードし、金額をチャージします。そして、アプリ内で自転車の台数を確認し、自転車が置いてあるポートに向かいます。
そして自転車のQRコードを読み取り開錠。利用開始。
使ったあとは近くのポートに止めて、施錠し、アプリで利用終了を選択。チャージ自動的に料金が支払われます。
が支払われて利用が終了。アプリ一つで簡単に支払いでき、利用や返却も簡単でとても便利だと思いました。
[1] アプリでは、Pマークをタップすると下記情報がリアルタイムで表示されています。
【総駐輪台数】・・・駐輪できる最大台数
【利用可能台数】・・ポートにある自転車の台数、借りられる自転車の台数
【返却可能台数】・・ポートに返せる自転車の台数
自転車を通してつなぐ
シェアサイクルPiPPAについてさらに詳しく知るためにPiPPA京都を運営している西本さんに話をお伺いしました。
西本さんは、「自転車は何かと何かをつなげるタッチポイント」とおっしゃっていました。例えば、「お店と人を繋ぐ」ための移動手段であったり、PiPPAのアプリを通じてお店の情報を伝えたり、交通のルールやマナーを知ってもらったりすることや、人と人との価値観を共有するなど、シェアサイクルを通じて繋がっていくことを目的として展開しているそうです。「自転車はあくまでも交通機関であり、利用手段である。そこから人やモノ、お店をつなげていくことがシェアサイクル PiPPAの役割」と教えてもらいました。
また、「誰かのためのシェアサイクルではなく、誰でも使えるサービスにしたい」と、多くの人にシェアサイクルを気軽に利用してもらうためにどうすればいいか考えているそうです。例えば、「今日は晴れているから自転車を使おう、「バスに乗り遅れてしまったから自転車を使おうなど、お客様の選択に合わせたサービスが提供できるよう取り組みたい」とおっしゃっていました。
取材を終えて
私自身、移動手段で自転車をよく利用します。自転車は交通手段でありますが、「そこからどう人々やお店をつなげていくのか」という視点での取り組みはとても興味深いです。今後は京都市内のポートを500から600箇所に増やしたいとのことです。移動の幅が増えることで、京都の魅力を気軽に見に行けるようになりますね。
インタビューに快く応じていただいた西本さんに感謝いたします。ありがとうございました。
取材: 大谷大学三回生 岡本萌里
シェアサイクルPiPPA
Web: https://pippa.co.jp/
App
google: https://play.google.com/store/apps/details?id=com.obsiot.pippa&hl=ja