今回私たちが取材したのは北大路駅から徒歩約10分、大徳寺バス停前にある小さなパン屋さん「プチフランス」です。北大路通りの沿道の自然とも調和したお店は、実家のような安心感があり、とても温かい雰囲気です。
・豊富な品揃えのパン屋さん
店に入ってみると、たくさんのパンが並んでいました。食パンやフランスパン、クロワッサンはもちろん、惣菜パンや季節限定のお店オリジナルのパンなど、小さいお店でありながら豊富な品揃えです。
パンは、主に食パンや固いパンに力を入れています。噛み応えがあり、噛めば噛むほど味わいのあるパンとなっています。
お客様に人気があるクロワッサンは、外はサクサク、中はもっちり。あっさりとしていて食べやすく、とても美味しかったです。あんぱんは外の生地が薄く、あんこがぎっしりと詰まっていました。甘さ控えめで甘いのが苦手な私でも食べやすかったです。
他にもラスクやクッキー、さらには季節限定のパンがあり、店に並んでいるパンを見ているだけでも楽しいです。
・新しいことにもチャレンジ
店主の北村さんは、このお店の二代目。もともとは35年前にお父様が始められ、その後を継がれました。長男だった北村さんは、昔から父親がパンを作っているのをながめて育ったそうです。「将来の夢が特になかった」という北村さん。父親の姿を見て、自然な流れでお店を継ぐことになりました。
このお店を引き継いで二年となった今、北村さんは「父親が経営していた時代の昔ながらのパン屋ではなく、新しいパン屋として見てもらいたい」と、食パンや固いパンづくりに力を入れるなど、新しいことにも取り組まれています。
また、新たに若い世代も取り込もうとインスタグラムやTwitterも開設。美味しそうな写真がたくさんアップされていて見ているだけでお腹が減ります。まだ、始めて間もないということで、「反応はまちまち」とのことですが、私もこの取り組みがいつか実を結ぶといいなと思いました。
・取材を終えて
今回の取材を通して、改めてパン屋の魅力について再認識しました。北村さんは「若い学生のお客さんで来てほしい」とおっしゃっていました。誰でも受け入れてくれそうな優しい雰囲気のパン屋さんです。気軽に訪れてみてはいかがでしょうか?
(取材:大谷大学二回生 岡本萌里)
プチ フランス
住所:京都市北区紫野雲林院町22-140
営業時間:7:00~19:00
定休日 :火曜日
電話 :075-451-9682
Twitter:https://twitter.com/chako_hisa
インスタグラム:https://instagram.com/daitokuji_p.f