今回訪れたのは、堀川北山下る、北警察署のそばにある「珈香屋」です。店主の西村裕次さんにお話を伺いました。
お店を始めようとしたきっかけ、名前の由来
珈香屋がオープンしたのは3年前。もともと大阪のほうでコーヒーショップをされていたという西村さん。現在の場所でお店を始めたのは、もともとここにあったお店が閉店すると知り合いの方から聞いたことがきっかけです。調べてみると、以前あったお店にもそれなりにお客様が来られていて、またこの地域にコーヒーショップや喫茶店がなくなっているという声もあり、それならばと出店を決めたそうです。ちなみに、店の名前の由来は特にないとのことですが、「珈香屋はここや!」といった言葉をかけるような意味合いもあるそうです(笑)。
常連さんからの声
店の雰囲気は、とても落ち着いており、時間制限もなく、ゆっくりされる方が多いそうです。来店されるのは40~60代の方が中心で、西村さんの感覚では「以前この場所にあったお店のお客さんも3,4割くらいはいらっしゃるのでは」とのこと。地域にお住まいの方が歩いていける店というイメージが定着しており、「散歩がてらにゆっくりできる」、「時間を忘れられるような感じ」という声をよくいただくそうです。壁紙や絨毯などは、変えられたそうですが、前のお店の雰囲気も残しながら、居心地のよい空間となっています。
おすすめメニュー
コーヒーの味の好みには個人差があります。そこで珈香屋さんでは、コーヒーという飲み物を受け入れやすくするために、濃いめのストロングタイプと軽めのマイルドタイプと2種類のハウスブレンドを用意しています。
また、珈香屋さんでは、モーニングも人気で、朝の時間をゆったり過ごされる方も多いそうです。モーニングメニューは、トーストの上にベーコンエッグを載せたオープンサンドにサラダとヨーグルトが付いた「cocoyaモーニング」、サンドウィッチやホットサンド等、毎月変わる「月替りモーニング」、厚焼きホットケーキとヨーグルト、フルーツがセットの「ホットケーキモーニング」、そして厚切りトーストとゆで卵、サラダのシンプルな「トーストモーニング」の4種類があり、どれもセットドリンク付きで600円均一で提供されており、どれもボリューム満点です。
コロナ禍でも変わらぬ日常を
取材では、コロナ禍での影響についてもたずねましたが、お客様もそれまでと変わりなくお越しになっていたとのこと。入口にアルコール消毒等は設置するなどの他は、普段通りのスタイルで対応されたそうですが、お客様にとってはコロナ禍で普段とは違う生活が強いられるなか、ゆったりとした日常を過ごせる場所となっていたのかもしれません。
取材を終えて
今回、西村さんに話をお伺いし、珈香屋さんは本当に地域の方に愛された店であると感じました。お店の雰囲気も、とても落ち着いておりオシャンティーな雰囲気になっており、気軽に訪れやすくなっています。珈香屋さんは、どの年齢層の方にも合う店なので、みなさん、ぜひ一度足を運んでみてください。
(取材:大谷大学二回生 山極 裕貴 取材日2021年 11月 11日)
「珈香屋」
〒603-8115 京都府京都市北区紫竹下本町48-1
TEL&FAX 075-496-8990
営業時間/8:30~19:00
Instagram @café.cocoya