今回私たちが取材に伺ったのは北大路駅から西に徒歩10分、北大路堀川にある喫茶店「翡翠」です。店主の岡田有子さんにお話しを伺ってきました。
(喫茶翡翠の外見)
喫茶翡翠とは
翡翠は昭和41年9月の創業。現在4代目店主である岡田さんが経営されています。岡田さんがお店を継ぎ始めた時の2018年は年配のお客様が多かったそうですが、現在はカフェ巡りが好きな若い方など、お客さんの年齢層が広がっているそうです。
昭和レトロの空間
翡翠の特徴は、創業当時からの昭和のレトロな空間です。家主さんから「メニューなどは新しいものを生み出しても良いが、この空間は守ってほしい」と言われたそう。店内のソファーはふかふかでゆったりとくつろぐことができるほか、パーティーや小規模な集まりにも使い勝手のよい席もあります。
そのような昔ながらの魅力的な空間は、歌手のやしきたかじんさんの人生を描いた「なめとんか」や、テレビ朝日系で放送された「刑事ゼロ」というドラマの撮影に使われました。
(喫茶翡翠の内装)
人気のメニュー
翡翠のメニューのこだわりは、なんといってもメインからデザートまで全てが手作りであることです。また、ガッツリと食べたい方にも満足してもらえるよう各メニュー、大盛りにも対応しています。
人気メニューは、オムライスやナポリタンハンバーグ。いちごミルクも人気があります。
(メニュー表)
私たちは人気メニューのオムライスとスパゲッティグラタンをいただきました。
オムライスはケチャップライスに入っている玉ねぎの食感が良く、甘みを感じられました。また卵がふわふわで、デミグラスソースとの相性が抜群でとても美味しかったです。
(オムライスの写真)
スパゲッティグラタンは中に入っているナポリタンのウインナーが大きく、しっかりとした味付けです。チーズはトロトロでふんだんに使われており、また食べたくなるような懐かしい味わいでした。
(スパゲッティグラタンの写真)
今後やってみたいこと
最後に「今後やってみたいこと」について尋ねると「営業時間が戻ることを望んでいる」とのお答えでした。現在、コロナウイルスの影響で、営業時間を月曜日から金曜日までは9時から19時、土曜日と日曜日は9時から20時に短縮して営業されています。このような状況でも「お客さんからの励ましの声や、インスタグラムでの投稿を見ると頑張ることができる」とおっしゃっていました。
今回、翡翠を訪問させていただき、このようなレトロな空間がある喫茶店は少なくなってきているのでとても貴重だと思いました。ぜひ多くの方にこのお店に訪れていただきたいです。
最後にお忙しい中、笑顔で取材に対応していただいた店主の岡田さん、本当にありがとうございました。
(取材 大谷大学1回生 浅田 海秀 取材日 2020年12月4日)
喫茶 翡翠
【住所】 〒603-8165 京都府京都市北区紫野西御所田町41-2
【電話】 075-491-1021
【営業時間】 月曜日~金曜日 9時~19時 土曜日、日曜日 9時~20時
(新型コロナウイルス感染拡大防止のため、営業時間を短縮しております)