今回私が取材させていただいたのは、京都市北区の紫竹にある「鉄板野郎」さんです。
賀茂川のすぐそば、上賀茂御園橋のバス停から徒歩2分のところにあります。
今回は、店主の星本さんにインタビューをさせて頂きました。
ユニークな店名の由来
鉄板野郎の創業は昭和49年。半世紀近い歴史ある鉄板焼き屋さんです。現在の店主のご両親が2人で始められました。店主の父親は、この店を始める前に運送業でトラックを運転していたそうで、そのころの流行っていた映画「トラック野郎」と、お店の名物「鉄板焼き」を引っ付けて「鉄板野郎」という名前にしたそうです。現在は、父親の後を継いだ二代目店主と母親と二人で経営されています。
店内は1階がカウンター12席とテーブル席、2階には最大30名入れる宴会席があります。大学のグラウンドも近いこともあり、部活帰りに食べに来る学生も多いとのこと。なかには、現在、プロで活躍する野球選手もいるそうです。
取材の様子
人気のメニュー
メニューは、鉄板焼き、一般的な居酒屋を含め、メニューは常時100品以上、ドリンク(お酒、ソフトドリンク)も30種類近くを揃えます。このほか、ホワイトボードには週替わりのメニューもあり、これを楽しみにしている常連さんも多いそうです。 なかでも、お店オリジナルの「とん平焼き」、「自家製燻製」、「鳥からペッパソースや醤油は自家製(ブレンド)のものを使用。また、なるべく身体にも優しい素材を使い、高齢者や小さな子供でも安心して食べられるようにと心づかいされています。
とん平焼き
鳥からペッパー
私は、豚玉と、とん平焼きをいただいたのですが、とてもフワフワな口当たりなのに、中身がぎっしり詰まっていて、自家製ソースの香りが口いっぱいに広がります。一口食べると止まらなくなってしまうような料理でした。
家呑み応援企画も実施中!
新型コロナウイルスの影響で多くの飲食店が厳しい状況に見舞われています。鉄板野郎さんも例外ではなく、宴会や忘年会などの利用も例年に比べ大幅に減っているそうです。
お店の料理は一部を除きテイクアウトもできます。また、持ち帰り限定のちょい呑みセットも実施中。とん平焼きセット、揚げ物セット、そしてお店のオリジナルメニュー「パイネ」も入ったおつまみセットの3種類があり、いずれも家呑み応援特別価格の税込1000円とお値打ちです。 ー」などが人気だそうです。お好み焼きなどの鉄板焼きは、とてもボリュームがあり、学生さんでもおなか一杯になります。
ちょい飲みセット
誰もが楽しめる場所に
「誰もが楽しく飲んで食べてできる場所にしたい」という鉄板野郎さん。先日、お客さんが釣ってきた魚を持ってこられた際には、常連さんはもちろん、その日、お店に来たお客さんみなさんに振る舞われたそうです。どんなお客さんにも分け隔てなくサービスすることを大切にされています。
「お店ができてもう45年。何をどうこう変えるのでなく、そのままありつづけたい。なくちゃうとさみしい。あってよかった。そういう店にしたい」とおっしゃっていました。
取材を終えて
鉄板野郎さんは、昔ながらの居酒屋さんという感じで、料理も美味しく、楽しく食事ができるとても雰囲気のよいお店です。今回、初めてお店に伺いましたが、すっかり鉄板野郎さんの虜になりました。この記事を見た人は、ぜひ鉄板野郎に行ってみてくださいね。
(取材 大谷大学 2回生 藤本悠希)