今回私たちが訪れたのは、北大路から新大宮通りを北へ12分ほどあがったところにある、「立ち呑み食堂おいない」。
ランチとテイクアウトができるお弁当、昼呑みをされているお店です。
こちらのオーナーの脇本あづささんと松本圭市さんにお話を伺いました。
どうぞ「おいない」や
立ち呑み食堂おいないの「おいない」は古い京都弁で「どうぞ、いらっしゃい」という言葉らしいです。
開店時にお店を平仮名で付けたくて、やわらかい響きの「おいない」を直感で決められたそうです。
お店を始められたのは3年半前。脇本さんはもともと京都出身で、大谷大学のある紫明学区で育ったそうです。長く京都を離れられていましたが、実母の介護が始まり、以前の仕事で同僚だった松本さんとお店を始められました。
オーナーが仕事帰りに寄り道しているときに「自分が行きたい」と思えるようなお店をイメージしてつくられたそうです。
営業時間はお昼の12時から19時までなので、夜は開いていません。
その理由についてオーナーは「商店街は19時ごろになると人が歩かなくなるから」だと話してくださいました。
魅力的なのは時間帯でメニューは変わらないこと。
ご飯がある限りランチを提供することです。
お客さんのなかには、晩御飯の代わりにランチを食べて帰る方もおられるそうです。
(取材当日のランチメニュー)
大切なのは「時間」と「空間」
オーナーは「立ち呑み食堂おいない」のコンセプトについても話してくださいました。
「気軽に立ち寄れて、ほっと一息をつけるような場を創り出し、美味しいものとお酒を出しお客さんに楽しい時間と空間を提供する」そんなお店づくりをされているそうです。
メニューを見せていただくと、私たち学生にも優しい値段だと感じました。
オーナーは、学生でも来やすくリーズナブルな価格であることを心がけてます。
休日は勉強を兼ねて、京阪神で食べたり、飲んだりして研究をしているそうです。
そこで感じるのは「場の雰囲気はオーナーがつくるもので、提供するのはお料理だけではなく雰囲気が大切」だと話してくださいました。
(メニューはすべて税込み価格です)
ぜひ、「立ち呑み食堂おいない」で頼んでや
私たちは、お店の一番の売りである「おいないセット」、「はんなりセット」と、オーナーおすすめのほうじ茶を使って燻製した「自家製ほうじ茶スモーク盛り合わせ」をいただきました。
(おいないセット)
☆おいないセット 600円(和惣菜)
日本酒向きです。
・全部の惣菜に、和風のだしを感じました。
・だし巻き卵は優しい味で口の中に入れるととろけます。
・私のおすすめは塩こんぶと大根とオクラが入った惣菜です。
※惣菜は日によって変わります。
(はんなりセット)
☆はんなりセット 600円(洋風)
ワイン向きです。
・クリームチーズに柿のジャムを添えた、惣菜がワイン向きだと思いました。
・「立ち呑み食堂おいない」オーナーおすすめのほうじ茶スモークも入っていました。
※惣菜は日によって変わります。
(自家製ほうじ茶スモーク盛り合わせ)
☆自家製ほうじ茶スモーク盛り合わせ 400円
・程よい味付けでお酒が進みそうでした。
・ほうじ茶でスモークされることによって、旨味が凝縮しています。
・盛り合わせに含まれる、スモークされた鯖は味が濃く、一緒に一杯飲みたくなります。
学生に伝えたい!
取材の最後に、「私たち学生に伝えたいことは?」と尋ねたところ、「学生は決められた枠だけで動くのではなく、枠を外れてアクションを起こし、大学の4年間は自分を成長させる場所にしてほしい」と話してくださいました。
今回、取材をして
「立ち呑み食堂おいない」では大人の世界に入りたての私たち学生にも、お酒の楽しみかたを教えてくれる素敵なお店だと感じました。オーナーは、来店されるお客さんに対し、フレンドリーにお出迎えをされていて、その姿勢が地域の方々に親しまれている理由だと確信しました。
この度は、私たちの取材に協力してくださり、ありがとうございました。
「立ち呑み食堂おいない」オーナー
脇本あづささん(左)
松本圭市さん (右)
(取材:大谷大学二回生 井上玲音 取材日:2020年11月26日)
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「立ち呑み食堂おいない」
〒603-8205 京都府京都市北区紫竹西高縄町91−3
TEL/ 080-3849-4488
営業時間/12:00~19:00 (日曜日営業)
定休日/火曜日(加えて不定休あり)
ホームページ http://kyoto-g.com/oinai/
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