夢がつまった小さなお菓子屋さん「菓子屋 little CHIMO」

グルメ
定番の商品から季節限定の商品まで並んでいるショーケース
この記事は約3分で読めます。

今回は、鞍馬口駅から徒歩15分ほどの場所にある「菓子屋 little CHIMO」を紹介します。

2016年10月20日にオープンし、店主の塩野さんと、スタッフの方の2人で経営している小さなお店です。

定番の商品から季節限定の商品まで並んでいるショーケース

「菓子屋 little CHIMO」の成り立ち

青い壁で作られた外観は、まるで童話にでてくるような、子供心をくすぐる可愛らしいお店でした。「菓子屋 little CHIMO」はバタークリームのロールケーキをメインに販売しているお店で、普段から10種類以上の味が楽しむことができます。また、その中には季節限定の商品もあります。

店主の塩野さんは、もともと立命館大学の近くで10年間カフェを経営していました。「ほかの人が作ったことがない、誰も見たことがないようなオリジナルのお菓子を作って、小さなお店で勝負したい」と考えていたそうです。バタークリームが大好きだと言う塩野さんは、バタークリームを薄い生地で巻いた小さくて可愛らしいCHIMOロールを売りに『菓子屋 little CHIMO』を立ち上げました。

看板商品のCHIMOロール

CHIMOロールの中でも、ベリーやキャラメルといった商品は年間を通して人気です。また、ゴルゴンゾーラなど、マニアックなチーズを使ったものもリピーターが多いそうです。新しい商品を考える時には「イメージから入る」という塩野さん。これとこれを組み合わせたら面白いと考えて、何回も試作するそうで、思っていた味が出なかったもの、意外と相性が良かったもの、想像よりもうまくできたものなど結果も様々。なかには商品としてお店に並ばなかったものもあったそうです。これらの食材も自らの手で選んでいます。バタークリームに合わせるには、味が濃く、香りが強くないと食材の味が負けてしまうため、煮詰めてみたり、固めてみたり、試行錯誤して商品を作るそうです。

CHIMOならではの小さなこだわり

塩野さんは、特に季節感を大切にされていて、商品はもちろん、お店では贈り物のためのオリジナルの箱も用意しています。箱には季節に合った塩野さんお気に入りの絵が描かれています。また、お店の中も、タイルを切って張ったり、壁も自分たちで塗ったりと、こだわりがあります。なるべく季節感を出すようなディスプレイを心がけていて、小さなお店だからこそ細部にもこだわってコーディネートできるのだなと感じました。

塩野さんこだわりの贈り物用の箱

すべて手作りのこだわりの内装

 

お店を続けるやりがい

「美味しい」と言ってもらうこと、「人にもらって美味しかったから来た」と言ってもらうことにやりがいを感じるという塩野さん。しかし、お店が小さいからこそ、たくさんの人で働けないため、人を回すのが難しいという面もあるとおっしゃっていました。「自分ができることを一生懸命やって、お客さんに受け入れていただき通ってもらうことが理想。お店を大きくしたいといった野望はない。自分が楽しいと思えるものを作っていけたら」と熱い思いを優しく語ってくださいました。

ちょっとした手土産や、贈り物に小さなロールケーキを買いにふらっと立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

(取材:大谷大学2回生 高嶋春佳)


菓子屋 little CHIMO

住所:京都府京都市上京区若宮竪町78-5

営業時間:10:00~18:00

定休日:日曜日

電話番号:075‐204-6682

タイトルとURLをコピーしました