北区ののんびりスポット

北区は、右京区、左京区につづく広さの行政区で、京都市の北西部に位置します。区内の北部には船山、北山などがあり、東部には清流である賀茂川が流れていて、豊かな自然に囲まれています。今回はそんな北区で、自然とともに子どもと遊べる所や、木陰でお弁当が食べられるベンチなど、北区の緑豊かな５つの場所を紹介します。

1．鴨川公園

鴨川公園は北大路駅から徒歩五分ほどの場所に位置し、とても自然豊かな公園です。

この公園では、川沿いを散歩している高齢者の方や、椅子を持ってきてランチを食べている若いカップルなど、様々な過ごし方をしている人が見られ、どの年齢層の方でも、楽しめる公園です。また、公園内には、高齢者の方々に向けた運動用のベンチといったものも置いています。

鴨川公園は、四条河原町の鴨川沿いと比べると、人通りが少なく、密を避けやすいのも特徴的です。川沿いを歩いていくと、大きな木がたくさん並んでいて、木陰で休んだり、読書をしている人もいます。また、川の中には段差があり、ちょっとした水しぶきも感じられ、夏場でも涼しい場所となっています。中には自転車をこいでいる方もいます。

そして、ここでは、アオサギやマガモといった30種類以上もの野鳥を見ることができ、生物観察といったほかの公園とは違う楽しみ方もできます。

2．船岡山

地下鉄烏丸線北大路駅から市バスに乗って、５分程度で着きます。ここは、標高112メートルの小山で、北西部が船岡山公園、東南部は建勲神社となっています。ほかの公園とは違い、特に自然豊かな森を楽しめます。

船岡山公園の方では、滑り台にブランコや鉄棒、砂場といった一通りの遊具がそろっていて、家族連れが多くみられます。また、山の一部が公園であることから、公園内に緩やかな斜面が見られ、幼稚園生たちが自然の滑り台として楽しんでいました。

公園内のベンチには、蔓と葉でできた自然の屋根になっているところがあり、暑い日の光を和らげてくれます。テイクアウトの場に、この公園を選ぶこともいいかもしれません。

（現在は、新型コロナ感染防止のため、公園・路上での飲酒・飲食は控えるよう看板が出ています。）

公園から山頂を目指すこともでき、京都の町並みがキレイに見えます。おばあちゃん同士が会話を楽しみながら、山頂を目指して散歩している光景も見られました。街の中に気軽なハイキングの場にもなっています。

船岡山のもう半分程度は、建勲神社の境内になっています。ここでは、公園の森とは異なる景色に包まれます。木が空高く伸び、葉がうっそうと茂っているので、とくに涼しく感じます。公園の開放的で明るい森とは、また違った建勲神社の森とのギャップも楽しんでみてください。

3．紫野宮西公園

紫野宮西公園では、北大路駅から徒歩１０分の位置し、住宅街に囲まれており、基本的にどの年齢層でもゆったりできる公園になっています。基本的には、子供向けの遊具がほとんどですが、公園全体を見渡すことができるベンチやちょっとした広場があり、そこで、ダンスをしている高齢者の方も見かけます。

ベンチの周りには、木も生い茂っており、少し自然を楽しみながら、ゆったり食事などをするにはお勧めの公園になっています。

4．紫明せせらぎ公園

鞍馬口駅から北に４分程度歩いたところに、気持ちよく散歩できるスポットがあります。ここは、紫明通りの真ん中に、小さな川と街路樹が合わさったできた紫明せせらぎ公園です。木と小川と散歩道が並行しているので、水の流れを感じながら、木の葉に包まれてゆっくりと歩けます。また、所々にベンチもあって、休むことや、お弁当を食べることもできます。駅からすぐ近くに、小川の涼しさときれいな緑を楽しめるこの公園は、他のところではあまりないと思いました。