新町商店街の北山通角にあるマルモザイコを主宰する外村まゆみさんを訪ね、モザイクアートを始めたきっかけや、これまで開催されたイベント、今後の展望を伺いました。
マルコモザイコの始まり!
外村さんは、美大を卒業し、様々な仕事をされた後イタリアに渡り、ラヴェンナという町のモザイク学校で古典技法を学び、現在はモザイク工房マルコモザイコで受注制作やモザイク教室でモザイクアートの普及活動を行っています。
ラヴェンナはイタリア北部の町で、モザイクの町として世界的に有名だそうです。
帰国後、京都をベースに制作を続けていましたが、「モザイクをより多くの方に知ってもらいたい」との思いから、2011年にマルモザイコという工房を現在の場所に開かれたそうです。以来、教室やワークショップなどを通じて、たくさんの人たちにモザイクアートの楽しさを広げておられます。
モザイクの魅力
モザイクアートとは、大理石や、有色無色なガラスを寄せ集め埋め込んで、絵や模様を表すアートです。
比較的、簡単にできるので大人から子どもまで楽しみながら作ることができます。
モザイクアートの楽しさを体験、PRするイベントも開催!
外村さんは、これまでに新町モザイクまつり、京都モザイク展、モザイクの力などのさまざまなイベントを運営されてきました。
「新町モザイクまつり」は、ちんどんパレードや主に小学生対象としてモザイク体験などのイベントを行いました。参加者にものづくりの楽しさや共同制作での連帯感を体験していただくのがねらいだそうです。
「京都モザイク展」は、小学生の作品に加え、国内外のモザイク作家に出展を呼びかけ、京都とモザイクを結ぶ架け橋となる展示を行ったものです。
昨年の「モザイクの力」では、盲学校の生徒さんと一緒にモザイクの小屋を作り、会期中に開催したワークショップでは、モザイクベンチを作り、小屋と共に展示しました。
また、今年の干支である戌にちなんで、モザイクの犬を上賀茂神社へ奉納されています。年内は展示とのことで、ぜひ実物を見てみたいですね。
新町商店街をみんながアートで楽しむまちに
最後に、今後の展望についてお聞きしました。
「新町商店街をみんながアートで楽しむまちに。また、たくさんのアートを公共に取り入れたい。イベントをしたり、ひとつのアートをみんなで作り上げることで、色々な感性を持った人たちに出会うことができます。
これからもたくさんのイベントをして新町商店街を盛り上げていきたい」と外村さん。
普段、何気なくあるモザイクアートは人と人、人とまちのつながりづくりに、可能性を秘めている。そんなことを感じました。
外村さん、どうもありがとうございました。
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「マルモザイコ」
住所:京都市北区小山西元町10 山下ビル3階
営業時間:9:00~18:00
電話番号:075-201-1484
定休日:不定休
ウェブサイト:https://www.marmosaico.com/