なつかしいオモイデをコーヒー片手にめくりませんか?

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突然ですが『絵本』ときいてどんなことを思い出しますか?

子供のころに読んでわくわくしたなつかしいオモイデはありますか?

 

今回は、何歳になっても絵本でわくわくできるカフェをご紹介します。

 

絵本のお店の中をのぞくと?

船岡山周辺に位置するこちらのお店は、絵本がメインの少し変わったカフェです。

 

ランチなどのお食事はもちろん、店内にずらりと並んだ数々の絵本を自由に読むことができます。気に入った絵本はその場で購入できるので、読みくらべて自分の好きな絵本を探

せます。

 

店主の洞本さんは京都市内で一番初めに絵本専門士の資格を取得した方で、お客さんのニーズに合った絵本を一人一人とおはなしして紹介してくださいます。これは洞本さんがお店を運営するうえで大切にしていることで、「来店されたお客さんには必ず全員に話しかけることを心掛けています」とおっしゃっていました。

 

来店するお客さんの多くは、特定の絵本を目的に来るのではありません。どの絵本がいいのかを探しに来たり、相談しに来たりするお客さんが多いので、この接客方法は絵本カフェMébaé (めばえ)独自です。

最近は色々な情報があふれているため、「おもしろい絵本はどれですか?」という質問が多いそうです。しかし、それぞれのお子さんにはそれぞれの好きなものがあるので、「どれが面白いではなくその子や両親、お客さんたちのニーズに合ったものを選ぶことが大切だ」とおっしゃっていました。

 

目と味覚で楽しんで

アレルギーのことを考えたメニュー(米粉のキーマカレー)づくりも心がけていらっしゃるので、安全においしく食べられます。

 

お店の人気メニューは、写真の『はらぺこ君のクロックムッシュ』です!!

ホワイトソース、ハム、チーズをのせたホットトーストで、お皿の上にはお店特性のえだまめとトマトでできた『はらぺこ君』もおいしくいただけます。

 

ドリンクの種類も豊富で、ジュースはもちろん、大人がゆっくり堪能できるようにコーヒーやラテ、紅茶も用意されています。

 

絵本がメインのお店なので、目で楽しんでもらえるようにどれもかわいく盛り付けられていました。

まるで絵本の世界のお料理みたいで、運ばれてきたときからわくわくしちゃいます!

 

こだわりの絵本たち

絵本カフェMébaé の特徴は、なんといっても絵本です!!

店内には本棚ぎっしりに絵本があります。

これらの絵本はどのように選んでいるのか伺うと、「大人でも楽しめ、もちろん子供にも楽しんでもらえる本を、ママ用・食べる系・差別・笑える…などお客さんのニーズに合わせたさまざまなカテゴリーの絵本を取り入れています」と、洞本さんの『お客さんたちのニーズに合ったものを選ぶ』というこだわりがよくわかるお答えでした。

また、絵本は人によって解釈が違うため、カテゴリーをあまりはっきり分けないようにしているそうです。

 

取材を終えて

 

『絵本』ときくと、誰もが『こども』を思い浮かべると思います。

しかし、ここ絵本カフェMébaé では年齢問わず誰もが絵本を好きに読み、楽しんでいます。小さなお店の中で絵本が好きなように読める世界線が繰り広げられているのを目の当たりにすると、心が和み、しばし現実のことを忘れて懐かしいオモイデに浸ることができます。

 

さらに、お客さんとお店の方、お客さん同士の距離の近さは、他のお店では体験できないポイントの一つです。お互い『絵本』という共通点で結ばれているため、地域の方の憩いの場、交流の場として利用されやすいのです。

 

また、店主の洞本さんは「子供はかまってもらえることが嬉しかったり安心したりします。絵本は親と子供のコミュニケーションツールだから、子供にとって絵本の時間は親にかまってもらえ、安心することができます。その安心できるものを一つでも作ってあげることが両親の役目で、その機会を提供することが本屋の役目だと思っています」と教えてくださいました。

この言葉は、子育てに奮闘する親御さんたちにとって大きな学びになると思いました。

 

これらは絵本カフェMébaé だからできることです。

 

ぜひ足を運び、魅力を感じてみてほしいと強く思います!!

 

 

今回はお忙しい中、取材に対応していただいた洞本さん、本当にありがとうございました。

(取材:大谷大学 一回生 西山凪沙 取材日:2021年11月4日)

 

店名 絵本カフェ Mébaé(めばえ)

住所:〒603-8215 京都府京都市北区紫野下門前町5番5

営業時間:曜日 営業時間

日~火 定休日

水~土 11:00~16:00

電話:075-493-5528

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