今回、私たちが取材をさせて頂いたのは、北山駅から徒歩8分ほどの場所にある「カフェ ヨージク」というお店です。店主の武井さんにお話しを聞いてきました。
「カフェ ヨージク」は、2015年5月21日オープンのロシア料理のお店です。
ヨージクとは、ロシア語でハリネズミという意味です。武井さんがハリネズミを飼っていたことやロシアにヨージクという名前のキャラクターがいるハリネズミアニメがあり、身近な動物として愛されていることから「カフェ ヨージク」という名前になりました。
武井さんがロシア料理を始めたきっかけは、以前、ロシア料理のお店「カフェバーバチカ」でアルバイトをしていたこと。その後、友人のロシア人にロシア料理を教えてもらい、ロシア料理への興味をさらに深めます。「自分のお店で、教えてもらった料理を出せたら」というイメージが湧いた武井さん。そんなとき、「ここでお店をやってみないか」と声をかけてもらいます。こうして武井さんは、ここでお店を始めることになりました。
オシャレで可愛い店内
店内には、たくさんの可愛いロシア雑貨があります。また、店内の音楽はロシア音楽です。
お食事を楽しみながら、ロシアを感じることができる空間です!
各テーブルにある爪楊枝立てや紙ナフキンを入れる置物もロシア雑貨です。武井さんから「御手洗の内装もカワイイですよ」と教えて頂きました。入ってみると豪華で綺麗な内装でした。これらは、武井さんが集めた雑貨やお友達から頂いた雑貨が飾られています。
さらに、雑貨の販売もおこなっています。
(販売されている雑貨)
マトリョーシカの雑貨やベラルーシ人の画家オリガ・ヤクボフスカヤさんが描かれた水彩イラストレーションポストカード、トートバッグが販売されています。オリガさんの絵は、店内にも飾られています。店内やテラス席にも、とても可愛いハリネズミがたくさんいるので探してみてください!
家庭のロシア料理が楽しめる
一番人気のメニューは、ビーツのサラダ・ボルシチ・ピロシキ(2種類)・飲み物がついたロシアセットです。11時から20時まで提供しています。
今回は、初めて来店された方が一番注文されるロシアセットを頂きました。
(ロシアセット 1,500円)
ビーツのサラダは、彩りが鮮やかで、ドレッシングとの相性が良かったです。
ボルシチは、細かく切られたたっぷりの野菜とお肉が入っていました。
ピロシキは、豚と牛の合い挽き肉とキノコ・チーズが入った2種類です。ピロシキを包んでいるものには、可愛い豚とキノコの絵が入っています。外はサクッと、中はフワッとしており、とても柔らかく美味しかったです。
なぜ柔らかく作ることができるのか気になり、武井さんに尋ねたところ、「ピロシキは、お客様の注文が入った後に油で揚げているため、ふわふわなピロシキを提供することができる」とのこと。
飲み物は、メニューから選ぶことができます。今回は、自家製のイチゴ、ブルーベリー、ラズベリーの三種類がミックスされたジャムが付いたロシアンティーを頂きました。ジャムは、紅茶に入れることもできるので、少し紅茶が得意でない方も味わうことができます。また、そのままデザートとして食べることもできます。1つで2つの楽しみ方があります。
私は、初めてロシア料理を頂きました。全て食べやすく、とても美味しかったです。この美味しさをぜひ、「カフェ ヨージク」で味わって欲しいと思います!
次は自分が伝える側に
ロシアと聞くと漠然としたイメージを想像しませんか?
武井さんは、漠然とした先入観よりは、実際に訪れて「美味しい」と思ってもらえるように心掛けているそうです。店主の武井さん自身が、ロシアが好きな方から様々なことを教えて貰ったそうです。なので、「今度は、自分がロシアを知らない方に知ってもらいたい、身近に感じてもらいたい」とおっしゃっていました。
みなさんもロシア料理を味わうことができる「カフェ ヨージク」に足を運んでみてください。長時間の取材にご協力頂いた店主の武井さん、お忙しい中ありがとうございました。
(取材 大谷大学2回生 前田 取材日:2020年11月26日)
「カフェ ヨージク」
住所
〒603-8063
京都府京都市北区上賀茂今井河原町66 2F
営業時間
11:00~21:00 (20:00L.O.)
定休日
月曜日、第1, 第3火曜日
電話番号
075-722-8087
Facebook「カフェヨージク」で検索